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憧れのモンブラン作家シリーズ~ウィリアム・フォークナー~

  • 7月 27 / 2020
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万年筆の世界

憧れのモンブラン作家シリーズ~ウィリアム・フォークナー~

万年筆は様々なメーカーがありますが、
誰しもが憧れるメーカーといえば、やはりモンブラン(MONTBLANC)ではないでしょうか。

モンブランの万年筆を他のジャンルのブランドで例えるなら、バッグならばヴィトンやエルメスのような存在。
時計ならばロレックスなどの立ち位置かもしれません。

もちろん、様々な万年筆メーカーが有る分、人それぞれの好みや趣向があるので、
モンブランが一番素晴らしい、とは絶対に言いきれません。

しかし、先ほどのブランドなどと同じく、他の万年筆メーカーの中でも、非常に愛用者が多かったり、
知名度が高くブランド力があると言えます。
特に、高級万年筆ならば、モンブランと想像する万年筆ファンが多いように感じます。

そうなると、ひねくれた考え方をするならば、欲しい人が多いことがえらい事なのか?
欲しがる人が多くないものの方が、持つ人間にとっては個性を主張できるのではないか?
と、疑問に思うこともあります。
確かに、皆同じものを欲しがり、同じ物を使っていたら、
それはその通り、個性の埋没であるとは思います。

その点に関して、今回のブログでは、何故人気があり、知名度が高くても、
皆、モンブランや他のカリスマブランドを好むのか、そこをご紹介したいと思います。

これは、ファンが増え、その作り手のブランド力が高まると、
その力を使って、ファンへ向けて特別なことをする事が出来るようになるということです。

これまでの歴史の中で、高級志向のブランドやメーカーの車やお酒なども同じく、
必ず発売されてきたそれは、
通常では販売しない(出来ない)手間をかけた商品を送り出す事。
私はそれをリミテッドエディション、限定品だと思っています。

通常のアイテムより高額でも、ファンが多ければ売れるのです。
人気のブランドでも、定番モデル以外の数段階上のグレードがあるからこそ、個性は埋没しないのでしょう。

モンブランには、そんな夢を叶えるようなとんでもないリミテッドエディションが
これまで沢山作られてきました。
そこから、今回は作家シリーズを取り上げてみようと思います。

モンブランの作家シリーズは、世界的な小説家など世界文学に寄与した、偉大な作家に尊敬の念を込め、
各作家の所業にインスピレーションを得て、毎年、違うデザインの万年筆、ボールペン、メカニカルペンシルを発売しています。デザインは、非常に個性的かつ重厚で圧巻な出来栄えです。
折角ですので、各年の作家名は下記にまとめてみました。

1992 ヘミングウェイ
1993 アガサ・クリスティ
1993 インペリアル ドラゴン
1994 オスカー・ワイルド
1995 ボルテール
1996 アレキサンドル・デュマ
1997 ドストエフスキー
1998 エドガー・アラン・ポー
1999 マルセル・プルースト
2000 フリードリッヒ・シラー
2001 チャールズ・ディケンズ
2002 F. スコット・フィッツジェラルド
2003 ジュール・ヴェルヌ
2004 フランツ・カフカ
2005 ミゲル・デ・セルバンテス
2006 ヴァージニア・ウルフ
2007 ウィリアム・フォークナー
2008 ジョージ・バーナード・ショー
2009 トーマス・マン
2010 マーク・トウェイン
2011 カルロ・コッローディ F
2012 ジョナサン・スウィフト
2013 オノレ・ド・バルザック
2014 ダニエル・デフォー
2015 レフ・トルストイ
2016 ウィリアム・シェイクスピア 1597
2016 ウィリアム・シェイクスピア
2017 アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ
2018 オマージュ・トゥ・ホメロス
2019 ラドヤード・キップリング

そうそうたる作家の名前ばかりで素晴らしいですね。

その中から今回は、
2007年に発売されたウィリアム・フォークナー(Writers Edition William Faulkner)をご紹介したいと思います。

ウィリアム・フォークナーは、アメリカ合衆国の小説家で、モダニズム文学の巨匠と言われています。
様々な物語手法や方法実験ともいえる斬新な構成、、その土地の風俗や・閉鎖的しきたりなどを柱とする物語は後世の作家に多くの影響を与え、代表作に『響きと怒り』(1929年)、『サンクチュアリ』(1931年)、『八月の光』(1932年)、『アブサロム、アブサロム!』(1936年)など。それらにより文学に大きな功績を残した事を讃え、1949年にノーベル文学賞受賞を受賞しています。

その作家のストーリーを表現したこの万年筆は、1910年代半ばから1930年代のアールデコをイメージしており、
合理性や機能性を重視したシンプルなデザインの中に、曲線的なデザインが印象的なボディ。
プラチナプレートのボディやキャップはスタイリッシュでブラックブラウンのプレシャス樹脂との組み合わせが絶妙です。

18金プラチナ装飾のペン先には、ウィリアム・フォークナーが小説と同等に熱中した飛行機の曲芸飛行をモチーフにし、雲層の中を飛ぶ複葉機が手作業で刻印されています。
そしてキャップには、ウィリアム・フォークナーのサインが刻み込まれております。


このウィリアム・フォークナーモデルは、万年筆が16000本、ボールペン18000本、万年筆、ボールペン、ペンシルのセット 4000セットの限定数で発売されました。
これは全世界の本数なので、日本に入ってくる本数は自ずと少ない数になっております。
人気のあるモデルは、予約などで完売してしまったものもあると聞きます。
中古市場では今回のような、箱など装備品が揃っている品でなく本体のみの場合もあるので、
買い逃すと完品で手に入れるのは運次第となるでしょう。

それにしても、なんとコレクション心をくすぐるアイテムなのでしょうか。

今回以外にも、29本以上も作家シリーズがあるとは、このシリーズを全て集めている人はいるのでしょうか?
もしいらっしゃったら全て並べてみてみたいものです。
壮大な景色が見られることでしょう。

また、このシリーズは是非紹介させて貰いたいと思います。
知れば知る程奥が深い万年筆の世界。
文字を書くだけではない、自分の生き方にすら影響を与える魔法の1本。

それでは、次回もお楽しみに。

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