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憧れのモンブラン作家シリーズ~ジョージ・バーナード・ショー~

  • 8月 28 / 2020
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万年筆の世界

憧れのモンブラン作家シリーズ~ジョージ・バーナード・ショー~

先日のモンブラン作家シリーズのブログ

憧れのモンブラン作家シリーズ~ウィリアム・フォークナー~

こちらの第2弾を今日はご紹介していきたいと思います。

1992年から始まった作家シリーズですが、前回は2007年のウィリアム・フォークナー(Writers Edition William Faulkner)でした。
今回は1年進みまして、2008年のジョージ・バーナード・ショー(Writers Edition George Bernard Shaw)をご紹介します。

ジョージ・バーナード・ショーはアイルランド人のノーベル文学賞受賞者です。


近代演劇の確立者として名高く、53本もの戯曲を残しています。
1925年にそのノーベル文学賞を受賞した際も、
「他に類を見ない風刺に満ち、理想性と人間性を描いた作品を送り出した」とされます。

主な戯曲としては
「ジュネーヴ」1938年
「聖女ジョウン」1923年
「メトセラへ還れ」1918年
「傷心の家」1916年
「ピグマリオン」1913年
「アンドロクリーズとライオン」1912年
「ファニーの初めての劇」1911年
「バーバラ少佐」1905年
「人と超人」1903年
「ブラスバウンド船長の改宗」1899年
「シーザーとクレオパトラ」1898年
「悪魔の弟子」1897年
「分からぬものですよ」1897年
「運命の人」1895年
「キャンディダ」1895年
「武器と人」1894年
「ウォレン夫人の職業」1893年などがあります。

特に、1913年の『ピグマリオン』はアメリカのハリウッドで映画化され、
第11回アカデミー賞の脚色賞を授与しています。

そして、彼の名言は数多く残されています。

『自分がこうなってしまったのは、自分を取り巻く環境が悪かったからだと人は言う。
だが環境の影響など、何ほどのものではないと私は信じている。
世の中で成功している人間は、望む環境を求めて行動し、見つからなければそれを自ら作りだしている。』

後年政治家としての一面を持っているジョージ・バーナード・ショーは、
一貫して進歩主義に属していました。
進歩主義とは今日の社会的不合理や矛盾を改善しより新しくすぐれたものに変えるという思想です。
社会を改革する政治的思想で、
生活に身近な会社や社会の仕組み、我々の習慣などを変えて新しく変えていこうということです。

この言葉にも、断固とした考えが強く宣言されています。

他にも、有名な名言があります。

『グラスに入っているワインを見て、「ああ、もう半分しか残っていない」と嘆くのが悲観主義者。
「お、まだ半分も残っているじゃないか」と喜ぶのが楽観主義者である。』

非常に有名な言葉ですね。ジョージ・バーナード・ショーの言葉だったのですね。

ちなみに、彼は菜食主義を持論としていて、健康な生活で長寿でありました。
90歳を超えてもバリバリに元気だったそうです。
1950年11月3日に94歳で亡くなりますが、その原因は老いや病気ではなく、
自宅の庭の手入れ最中にはしごからの転落が原因だったそうです。
この1950年台で90歳を超える長命であることは本当に驚きです。

もう一つ名言、どうしても紹介したい名言がありました。

『できるだけ早く結婚することは、女のビジネスであり、
できるだけ結婚しないでいることは、男のビジネスである。』

何という、現代的というか、まるで新橋の居酒屋で長老常連客が言いそうな、
自らを風刺しているような言葉ですね。
ただ、私としては、結婚しなけば子供ができないので、男が結婚が遅いことが必ずしも正しいとも言い難い…
と、妻への思慮を含めコメントしておくことにします。

このようにジョージ・バーナード・ショーは非常に多角的な考えを持った人物です。

先ほどの、文学者、政治家以外にも、脚本家、劇作家、評論家、教育家、ジャーナリストなど、
肩書が多彩な男でした。

その根底には、先ほどの進歩主義や、
近代イギリスの労働者を搾取する行き過ぎた資本主義を批判する思想があるからでした。

現代も日本は資本主義ではありますが、民主主義の枠組みがある中の資本主義ですから、
極端な支配的資本主義は大多数の人間が地獄としか言いようがないと思います。
ジョージ・バーナード・ショーのような人が、その時代に異を唱えたことにより、
現代の世界が構成されていると思うと、頭が下がります。

 

少し、人物紹介が長くなりましたので、そろそろ万年筆の紹介をしたいと思います。

2008年の作家シリーズ ジョージ・バーナード・ショー(Writers Edition George Bernard Shaw)です。

万年筆は限定16,000本として発売されました。

全体的に、代表作である『ピグマリオン』を想起させるデザインとなっています。

ディープグリーンのマーブル模様は、ショーの故郷であるアイルランドの草原を表現しており、
プラチナ製リングがキャップへ向かうにつれ変化しているのは、
『ピグマリオン』に登場する花売り娘イライザが、貴族社会の淑女と変貌していく姿を表しています。

また、18金のペン先は、同じく花売りの娘のイライザをイメージした、一輪の花が刻印されています。

 

 

だんだん、このシリーズを紹介していることが快感になってきました。

知れば知る程奥が深い万年筆の世界。
文字を書くだけではない、自分の生き方にすら影響を与える魔法の1本。

それでは、次回もお楽しみに。

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